カレンダーダイアログ

カレンダーダイアログを作成するには、--calendar というオプションを使ってください。Zenity は、標準出力へ選択された日付を返却します。コマンドラインで日付を指定しなかった場合、ダイアログは現在の日付を利用します。

カレンダーダイアログは、以下のオプションをサポートしています。

--text=テキスト

カレンダーダイアログに表示されるテキストを指定します。

--day=

カレンダーダイアログで選択されている日を指定します。日は、1 から 31 の数字でなければなりません。

--month=

カレンダーダイアログで選択されている月を指定します。月は、1 から 12 の数字でなければなりません。

--year=

カレンダーダイアログで選択されている年を指定します。(訳注:西暦の数字部分で指定します。)

--date-format=書式

日付が選択された後、カレンダーダイアログが返却する書式を指定します。デフォルトの書式は、locale に依存します。書式は、 strftime 関数が受け取れる書式でなければなりません。たとえば、%A %d/%m/%y です。

以下のスクリプトの例でカレンダーダイアログの作成方法を示します。

#!/bin/sh


if zenity --calendar \
--title="日付の選択" \
--text="日付をクリックして選択してください。" \
--day=10 --month=8 --year=2004
  then echo $?
  else echo "日付が選択されませんでした。"
fi

カレンダーダイアログの例

Zenity カレンダーダイアログの例