Epiphany をカスタマイズ

10.1. 好みの動作に設定

編集 ▸ 設定 を選択するとアクセスできる設定ダイアログで、 あなたの好みに合わせて Epiphany をカスタマイズすることができます。

10.1.1. 全般

  • ホームページ にアドレスを入力すると、ツールバーの ホームボタンをクリックする、あるいは Epiphany の起動時に表示されるページを指定できます。
  • ダウンロードフォルダ ボタンを押してダウンロードファイルのためのフォルダを選択します。自動的にダウンロード・開く を選択すると、ファイルをダウンロードまたは開く際に確認を求められないようになります。

10.1.2. フォントとスタイルの設定

このセクションではウェブページに使われるテキストのスタイルと色を設定できます。

最小サイズ スピンボックスでウェブページフォントの最小サイズを設定できます。これより小さなものはこのサイズまで拡大表示されます。

また、フォントの詳細設定 ボタンでページで書かれている言語に応じて異なるフォントスタイルと色を選択できます。まず 対象の言語 ドロップダウンリストから設定したい言語を選択します。 文字幅の変る標準の文字のフォントを設定するには 可変幅 ドロップダウンリストとスピンボックスを使います。 文字幅が常に同じである等幅のテキストのフォントを設定するには 固定幅 ドロップダウンリストとスピンボックスを使います。フォントの最小サイズを設定するには 最小サイズ を使います。

ウェブページはしばしば固有のフォントスタイルとサイズを指定しています。ウェブ・ページが指定するフォントに従う オプションの選択を外すと、Epiphany が選択したフォントだけを使うようにできます。

また、ウェブページはテキストと背景に固有の色を指定しているかもしれません。ウェブ・ページが指定する色に従う オプションの選択を外すと、Epiphany は常に現在のデスクトップテーマで指定された色を使うようにできます。

カスタムのスタイルシートを使用 オプションを選択して Epiphany があなたの独自のスタイルシートで定義したスタイルを使うようにできます。スタイルシートを編集 ボタンであなたのデフォルトのエディタが起動し、スタイルシートを編集できます。

You can make Epiphany use a smooth scrolling effect by selecting the Use smooth scrolling option.

10.1.3. プライバシー

Epiphany ではウェブページができることを制限する沢山の機能を設定できます:

  • ウィンドウのポップアップを許可するを選択すると、 ウェブページが自動的に新しいウィンドウ内に内容を表示することができるようになります。
  • Java を有効にするを選択するとページが Java アプレット(ウェブページ内で動作するプログラム)を読み込めるようになります。 なお Java を動作させるには Java プラグインをインストールする必要があります。
  • JavaScript を有効にするを選択すると、 ウェブページが JavaScript 言語によるより高度なプログラミング技術を使うことができるようになります。

これらの機能を無効にするといくつかのページでは正確に表示できなかったり何らかの機能が使えなくなります。

またクッキーをどう扱うか設定することもできます:

  • 常に受け入れるを選択するとどのサイトもクッキーをセットできるようになります。
  • 訪問したサイトのみ受け入れる を選択するとナビゲートしているサイトに対してのみクッキーをセットすることを許します。
  • 受け入れないを選択するとサイトはクッキーをセットできなくなります。

クッキーを無効にしたり制限したりするといくつかのサイトへのアクセスができなくなったりいくつかの機能が無効になります。

Epiphany は次回表示するときに内容を高速に読み込めるようにウェブページの内容をいくつか保持しています。ディスクの容量 スピンボックスで Epiphany がこれらのファイルに使う最大容量を指定できます。0 にすると Epiphany は一時ファイルに保持しないようになります。これら一時ファイルは クリアボタンをクリックすると削除できます。

Select the Remember passwords if you want Epiphany to offer to remember passwords when you log in to websites.

10.1.4. 言語

ページのエンコーティングは使われている文字集合を指定します。 エンコーティングセクションでは Epiphany がこの集合をどのように識別するかを設定します。 デフォルトドロップダウンリストで、 ページがエンコーティングを未指定な場合のフォールバックエンコーディングを設定できます。

自動検出ドロップダウンリストで、 エンコーティングが未指定な場合に Epiphany が適切なエンコーティングを選択しようとするエンコーティングのグループを選択できます。 例えば通常中国語のページを見ているのなら、いくつかの異なるエンコーティングのために、 中国語を選択すると良いでしょう。 Epiphany がエンコーティングを検出しようとするのをやめさせるならオフ を選択します。

Some web sites have pages which are available in a number of different languages. You can set your preferred languages by adding entries from the Language list using the Add button. Entries are listed in the order they will be checked, with your preferred language at the top. You can reorder entries by dragging them or using the Up and Down buttons.

10.2. ブラウザウィンドウコンポーネントの表示/非表示

次のようにしてブラウザウィンドウコンポーネントを表示/非表示できます:

  • ツールバーを隠すには 表示 ▸ ツールバー ▸ ツールバーを隠す を選択します。再びツールバーを表示するには再度 表示 ▸ ツールバー ▸ ツールバーを隠す を選択します。
  • 特定のツールバーを隠すには 表示 ▸ ツールバー ▸ 表示 (ツールバーの名前) を選択します。再びツールバーを表示するには再度 表示 ▸ ツールバー ▸ 表示 (ツールバーの名前) を選択します。
  • ステータスバーを隠すには 表示 ▸ ステータスバー を選択します。再びステータスバーを表示するには再度 表示 ▸ ステータスバー を選択します。

Epiphany のウィンドウコンポーネントのほとんどを隠すには全画面モードを使うことができます。 詳細についてはセクション 4.3 - 全画面モードを使うを参照して下さい。

10.3. ツールバーの編集

ツールバーに表示されるアイテムをカスタマイズすることができます。

  • ツールバーにボタンを追加・削除するには 編集 ▸ ツールバー ▸ ツールバーをカスタマイズ を選択します。アイコンをツールバーそしてエディタからドラッグすると追加・削除できます。
  • To add a new toolbar, press Add a New Toolbar in the toolbar editor.
  • すべてのアイテムをツールバーから削除すれば自動的にそのツールバーは削除されます。
  • ブックマークを含めてボタンをドラッグすれば同じあるいは異なるツールバー上でそれを再設定できます。

10.4. Epiphany の拡張

拡張をインストールすると追加機能を Epiphany に加えることができます。例えば、マウスジェスチャー拡張によってカーソルの動きでページの移動が、エラービューアとバリデータ拡張によってウェブページのコーディングの誤りを検証できます。

システム管理者と相談して必要な拡張がインストールされているかどうか調査するか、またはEpiphany ウェブページ でインストールの説明を見て下さい。