GNOME 2.14 とそれ以降に向けて

GNOME は時間をベースにしたスケジュールでリリースされており、開発者たちの努力の結果を可能な限り早く、継続的にユーザへ提供しようと考えています。次に示すものは、既に GNOME 開発メンバが実装を計画している機能であり、GNOME 2.14 以降のリリースで採用されるかもしれません。

  • ネットワーク上に存在するいろいろなサービスの検出を行うための仕様 "Apple Bonjour" (バックグラウンドとして動作する "Avahi" を経由して処理する) のサポート。
  • Evolution におけるオープンなカレンダ・サービスの仕様 "caldav" のサポート。
  • セッションの接続や切断といった側面で、ネットワーク対応の全てのアプリに高度な手法を提供する Network Manager の採用。
  • Ridley プロジェクト の成果を通して、GTK+ と各種 GNOME ライブラリの API を整理統合し、簡単に GNOME アプリケーションを開発したり配布できるようにする。
  • 外観やユーザビリティを向上するために新しい描画用インフラストラクチャの適用範囲を広げる。例えば、新しいデフォルトのテーマである Clearlooks を使ってウィジットの外観を統合するなど。
  • ここにあげた実験段階の機能の詳細については、GNOME プロジェクトの Wiki にある GNOME のロードマップ を参照してみて下さい。