新しくなったこと 〜アクセシビリティ〜

GNOME には、コンピュータを使うのに困難が伴うような障害を持つユーザや開発者を含め、誰もがソフトウェアを楽しめるようにするある種の「やさしさ」みたいなものがあります。これを支援するため、GNOME は GNOME アクセシビリティ・プロジェクトを立ち上げ、libre (自由な) デスクトップでは今や標準となったアクセシビリティ・フレームワークを開発しました。

GNOME 2.26 ではいくつかの改良点を含め、引き続きアクセシビリティの資格認定レベルを維持した状態で構築されます。

3.1. Orca スクリーンリーダ

Orca スクリーンリーダは、この GNOME 2.26 リリースに向けて 160 個を越えるバグを修正しパフォーマンスが改善されました。それらの改善には次のものが含まれます:

  • Firefox で ARIA のサポートが改善された
  • 新たに WikiWord やニーモニックの発音を理解するエンジンが追加された
  • 実行時に声の抑揚や速度、音量などをフィードバックする機能が追加された
  • パフォーマンスと信頼性を向上させた