既知の問題
リリースされた全てのソフトウェアには、開発者が知っているものの、様々な理由により、リリース前に修正されていないバグがいくつか混入されているケースがあります。こういうケースでフリー・ソフトウェアとプロプラエタリなソフトウェアとの間に違いはありませんが、フリー・ソフトウェアの場合、これらの問題をユーザへ伝えることができます。
さらに私たちはユーザにバグ報告してもらうことを奨励しているので、開発者らは問題を修正できます。GNOME で見つかったバグを報告する最良の手段は シンプルなバグ・ガイド を利用することです。このガイドは必要なステップを通して質の高いバグ報告を作成し、適切なタグが付与されているかチェックしてくれます。あなたが上級者ならば、従来のバグ報告シート も用意されています。 既に報告済みのバグの詳細については Bugzilla で参照することが可能です。GNOME 2.10 における最も重要なバグ報告は次のとおりです:
- 7.1. 既知の問題の一覧
7.1. 既知の問題の一覧
- Mozilla/Firefox で新しいウィンドウのフォーカスに関する問題: 既に Mozilla/Firefox のウィンドウが開いている状態で、さらに Mozilla または Firefox を起動した場合、新しいウィンドウにはフォーカスが当たらず、既にフォーカスが当たっているウィンドウの後ろに隠れた状態になるかもしれません。GNOME プロダクトの一つであり、Mozilla をベースとしている Epiphany ブラウザをご利用の場合はこの問題は発生せず、また Mozilla のハッカーらは将来のバージョンでこの問題を修正すべく直ぐに作業に入りました。
- セッション起動が一時的にハングする: おかしなセッション管理を介して起動されるアプリケーションが、ログインしてスプラッシュ・スクリーンが表示されてから数分間ハングする可能性があります。デフォルトのセッションにはそのようなアプリは登録されていないので、ログアウト時にセッションを保存した場合にのみ発生する問題です。もしこの問題に遭遇したら、そのままログイン処理を続行して、再びセッションを保存する前に問題のあるアプリケーションのエントリを削除して下さい。